十思(じっし)公園と周辺の歴史
東京都中央区日本橋小伝馬町に十思公園があります。
知らずに遊んでいる、遊ばせているのでしょうけど…
このあたりは江戸時代に伝馬町(てんまちょう)牢屋敷があった場所です。
慶長18年(1613年)から明治8年まで存続した後は取り壊され空き地になり、
明治15年に大安楽寺が建立されました。
吉田松陰(しょういん)終焉の地
浦賀で黒船を視察し、異国に行くことを決意した吉田松陰は嘉永7年(1854年)に密航しようとしましたが失敗し幕府に捕縛されます。萩(山口県萩市)に護送され、野山獄につながれますが翌年には釈放。実家の杉家にあずけられた松陰は伯父・玉木文之進の松下村塾(しょうかそんじゅく)を受けつぎ、高杉晋作・久坂玄瑞・伊藤博文・吉田稔麿・入江九一など多くの志士を育てました。1858年、幕府が天皇の許可なく日米修好通商条約を結んだことに激怒し、老中・間部詮勝(まなべあきかつ)の暗殺を計画しますが失敗し、再び野山獄に幽囚(ゆうしゅう)されます。安政の大獄に連座して江戸に送られ小伝馬町の牢屋敷に投獄され、安政6年(1859年)10月27日に処刑されました。享年30歳。
十思公園の片隅には石碑があり、直筆の辞世の句も刻まれています。
「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂」
十思公園への行き方と情報
【交通アクセス】
小伝馬駅から徒歩1分~2分
・JR総武線
・東京メトロ日比谷線
【駐車場】なし。
【トイレ】あり。
【十思公園の地図】
自転車散歩
朝9時30分スタート
江戸川サイクリングロード
↓・葛飾橋を渡り、
水戸街道~言問橋~江戸通り
↓・浅草橋~小伝馬町
吉田松陰の石碑、到着!(片道33km)
そのあと、江戸城跡と桜田門、半蔵門を見てから夕方6時半頃に帰宅。
約76kmの自転車散歩でした。