茨城県つくば市にある小田城跡は国指定の史跡であり、鎌倉時代から戦国時代まで常陸国(茨城県)南部に勢力を広めた小田氏の居城跡です。現在は小田城跡を体感できる歴史広場として復元整備されています。
小田氏と小田城の歴史
小田城は鎌倉時代、源頼朝(みなもとのよりとも)からの信頼が厚く、常陸国(ひたちのくに)の守護に任命された八田知家(はったともいえ)が城をつくったことが始まりです。
市原隼人さんが役を演じられていましたね
鎌倉時代の後半には北条氏が政権を握るようになり、所領が減少され、守護職も失いました。
南北朝時代は南朝方(なんちょうがた)に従い、後醍醐天皇(ごだいごてんのう)の信頼が厚かった北畠親房(きたばたけちかふさ)を小田城に迎え、南朝の拠点として戦いましたが、北朝方(ほくちょうがた)との戦いに敗北し、北朝の足利尊氏(あしかがたかうじ)に従うようになりました。
南北朝時代は鎌倉時代と室町時代の中間で、
南朝(奈良県)と北朝(京都府)の南北それぞれに天皇がいて朝廷があった時代でした。
戦国時代は相模国(さがみのくに・神奈川県)の後北条氏(ごほうじょうし)と越後国(えちごのくに・新潟県)の上杉氏(うえすぎし)が関東をめぐって戦いました。小田氏は上杉氏に味方していましたが裏切って後北条氏についたため、上杉氏に攻められ小田城を失います。
そのあと、小田城を奪い返しますが、手這坂(てばいざか)の合戦で常陸国の佐竹氏(さたけし)や真壁氏(まかべし)と戦ってやぶれ、小田城を奪われ、取り返すことはできませんでした。
以降は佐竹氏が小田城に入りますが、関ヶ原の戦いで徳川家康の味方につかなかったことで
秋田に領地を移すことになり、廃城となりました。
小田城跡歴史ひろば
私が行ったときはまだ工事中のところもありました。
どこがどれで…というのもあまりよくわからず…とりあえず撮った写真です。
小田城跡から少し離れた場所に小田城跡歴史ひろば案内所という施設があるそうなのですが、訪れた日が月曜日だったため休館していて残念ながら見ることができませんでした。
小田城跡歴史ひろば案内所への行き方と情報
【開所時間】午前9時~午後4時30分
【休所日】
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は、その翌日)、
祝日の翌日(土曜日及び日曜日を除く)、年末年始(12月28日から1月4日)
※小田城跡は常時開放しています(トイレ・月曜日は休み)
【交通アクセス】
つくばエクスプレスつくば駅「つくばセンター」の小田シャトル(つくバス)
「筑波交流センター行き」に乗車し、『小田東部』または『小田中部』で下車。
(つくば駅から徒歩 約3分+バス17駅・乗車37分・料金300円+徒歩 約5分)
JR常磐線の土浦駅(西口)から関東鉄道バス「下妻駅行き」に乗車し、
『小田』で下車。
(土浦駅から徒歩 約2分+バス34駅・乗車29分・料金690円+徒歩 約7分)
知らない土地で周り何もなくて困りました…
自転車散歩
当時の私が通ったルートは、こちら。
~芽吹大橋→原入口→西中入口→八間堀川
(何があったのか忘れてしまったけれど、行き注意・左側キケンというメモ書き…)
真瀬入口→大境→柴崎→小田城跡に到着(片道5時間)
3時間くらいで着くかと思っていましたが、遠かったですね。
次回もし行くなら別のルートを試してみたいです。そして月曜以外に…